忍耐力の自己PR例文と書き方 -2 |
私は、大学で社会貢献研究会(社貢研)というサークルに入り、主に福祉関係の様々なボランティア活動に参加してきました。ある特養老人ホームでの慰問活動を今も継続的に続けているのですが、私はその中でひとりの老婦人の話し相手を担当しました。その人は、いつも心を閉ざし、誰とも口を利こうとしないため、職員の人たちも諦めていたようです。私はその人が関心を持ってくれそうな物をあれこれと携えて何度も訪ねたのですが、いつも無視されるか投げ捨てられてしまい、とても悲しい気持ちにさせられました。しかし、ある日、その人が写真集の中のモーツァルトの写真に初めて関心を示しました。そこで、次からは私の古いiPodにモーツァルトの曲を録音して持参し、その人に聴いてもらいました。最初は黙って聴いているだけでしたが、2度目に訪ねた時には、何とメロディを口ずさんだのです。その人は今も口を利こうとしません。しかし、私が話しかけると笑って頷いてくれるようになりました。心を閉ざしている人も、親身になって我慢強く接し続けることで、きっと心の通い合うときが来るということを確信しました。
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