雑誌編集者の自己PRの例文と書き方

雑誌編集者の自己PRの例文と書き方

編集者の採用状況は､大手出版社と中小出版社･編集ﾌﾟﾛﾀﾞｸｼｮﾝなどとでは大きく異なります｡特に､雑誌編集者の新卒採用を行っているのはほとんど大手出版社に限られていて､人気職種であるだけに大変に狭き門であり､大半の志望者が書類選考で落とされます｡従って､自己PRの内容が最初の関門をｸﾘｱするための重要な鍵となるでしょう｡

出版社はそれぞれに個性的であり､社風や経営方針が異なります｡雑誌の編集方針も異なります｡従って､雑誌編集者を採用する場合は､自社の雑誌を正当に評価し､その記事内容に共鳴する人材を求めているはずです｡そこで､自己PRでは､自分が担当してみたい志望出版社の雑誌や､これまでに強い関心を持った記事あるいは印象に残った記事などを具体的に挙げ､働きたい意欲や雑誌編集への情熱をｱﾋﾟｰﾙしましょう｡

ちなみに､雑誌編集者になるための特別な資格はありませんが､編集者養成の専門校である老舗の日本ｴﾃﾞｨﾀｰｽｸｰﾙや宣伝会議の編集者養成講座を修了していることは､志望の本気度を量るひとつの目安になりますから､自己PRの材料としては有効かもしれません｡しかし､校正技能検定の認定資格は､大手出版社では専門の校正者が完備しているため､ｾｰﾙｽﾎﾟｲﾝﾄとはなりません｡編集者は､校正記号を正確に理解しているだけで十分です｡

続きを読む