気配りの自己PR例文と書き方 -2

　自分の長所は？ と問われると､普段意識したこともありませんので戸惑ってしまいますが､強いて挙げるとすれば､それは人に対する気配りを忘れないことではないかと思います｡
　私のｸﾗｽには中国人の留学生が2人いて､入学直後からｸﾗｽ全員と打ち解け､とても親しい関係だったのですが､最近､日中関係が騒々しくなってきた影響か､些細なことで日本人のｸﾗｽﾒｲﾄと意見が対立して､気まずい雰囲気になることが時々あります｡そういうとき､私はでしゃばって留学生の方を応援してしまいます｡どちらの主張が正しいかは問題ではなく､多数の日本人の中で彼らを孤立させたくないという思いから､日本語を完璧に話せるわけではない彼らのために､ついつい言いたいことを代弁してしまうのです｡
　思い起こせば､このようなことは大学生になってからだけでなく､高校生のときにもありました｡私は､不利なことや人から誤解されることが分かっていながら敢えて少数意見を唱える人を見たときに､ついその人の心の内や立場を思い遣ってしまいます｡
　気を遣い過ぎるのは返って欠点かも知れませんが､私自身に余裕のないときでも人への気配りを忘れない自分でいたいと思っています｡